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 技能実習生受入企業様の声

ここでは、当協会(JIAEC:ジーク)の会報“JIAEC NEWS”の名物コーナー「企業訪問リポート」からの抜粋形式で、インドネシア人技能実習生を受け入れて頂いている受入企業様の生の声を紹介致します。

 T株式会社 様

 「作った電車が走る喜び、研修生と共に」〜事故・災害ゼロの3年間を〜

以下JIAEC NEWS 2006年9月号より抜粋

□神奈川県
□電車、特殊車輛製造
□研修職種:溶接(作業名:半自動溶接)
□従業員:1373名

国内外の鉄道車両製造などを手がけるT株式会社の横浜製作所で第一期生のインドネシア人研修生10人が研修を始めて、約1ヵ月半が経った。研修生のやる気や態度についての社内での評判は非常に良く、生き生きと研修に励んでいる。同社では研修生受け入れの最大の目的を「(研修生と同社)双方にとってプラスにすること」としている。研修生受け入れの心構えや研修体制などを聞いた。

双方にプラスに
T社の執行役員は、「インドネシアの研修生は素直でまじめ」と太鼓判を押す。ただ、研修・技能実習制度を知った当初はインドネシアに関する知識はほとんどなかったという。1年以上社内で慎重な検討を重ねた結果、公共的な乗り物を製造するという同社の特殊性が研修生にとってもプラスになるとの判断に至った。
汗水流して製作に携わった電車が公の場で走る光景を目にした時は、「本当にうれしいものですよ」(同執行役員)。
この喜びを研修生にもぜひ味わってほしいと目を細めた。
そして、早くも社内で研修生受け入れによる良い兆しが見え始めているという。
計画部長は、研修生の行動を観察する中で「われわれが学ばなければ……」とハッとする場面が何度もあったと語る。例えば、工場内の通路で白線内の歩道を歩くことや、食堂で食器を下げた後、食堂の方々に「ありがとうございました」と言って会釈することなど。研修生の何気ない行動が新鮮に映ったという。これを受け横浜製作所では全部署宛てに、「インドネシア研修生の受け入れにあたって」という文書を配布し、「研修生の模範となるよう襟を正した行動」や「仲間であるという意識で心温かく接すること」などを広く呼びかけた。
双方が早くも相乗効果をもたらしているようだ。

溶接技術を身につけて
「溶接技術をしっかり身につけて帰国してほしい」。これが同社の研修方針の基にある。公共交通である電車は高い安全性が要求されるため、同社では各社員が資格を取得している。研修生はまず10日間の社内溶接研修に参加。最終日に実施された社内検定では全員が見事3級と2級に合格した。現在10人は台車課と構体課に配属となったが、全員が違う係に配属されて日本人社員から個々に指導を受けている。同執行役員はこれについて、研修生同士ではなく日本人との会話の機会を作ることで日本語は必然的にできるようになると説明。さらに、研修生期間中は1ヵ月ごとに配属を交代し、さまざまな技術を習得させる計画という。「スタートからきちんとやる」という心構えが表れている。

研修時間外の経験も大切に
去る7月2日には、同社製造部主催のソフトボール大会に研修生全員が参加した。インドネシアでは野球やソフトボールは普及しておらず、研修生はバットを握るのも初めて。ぎこちないバットさばきだったが、研修生5人が所属する台車課が見事優勝し、研修生にとって忘れられない思い出となった。「せっかく日本にやって来た研修生を、仕事だけでなくレクリエーションにも積極的に誘っていきたい」(総務担当部長)。年内の職場レクリエーションは、社内フェスティバルやバーベキュー大会、みかん狩りなどの行事が目白押しなのだとか。
同執行役員は、研修・実習生の3年間を事故・災害ゼロで過ごして、元気に帰国して欲しいと語る。作業に慣れてくるこれからの時期、特に安全教育に力を入れていく方針だ。同社は、今回の一期生の実績をもとに、今後も研修・実習制度を継続する意向だ。研修・実習生が手がけた電車が日本の人々を運び、彼らが持ち帰った技術がインドネシアの鉄道近代化に重要な役割を果たす。同社の研修・実習制度は、未来につながる長いレールの上を走り出したところだ。
T社執行役員
執行役員

T社計画部長
計画部長

T社総務担当部長
総務担当部長

T社溶接研修中のインドネシア人研修生
溶接研修中の
インドネシア人研修生

 社内溶接コンテストで入賞しました

以下JIAEC NEWS 2008年4月号より抜粋

T株式会社で2月に実施された社内半自動アーク溶接コンテスト(関係会社の部)で、実習生5名が見事10位までに入賞したそうです。コンテストでは、溶接技術について600点満点で採点が行われました。
実習生が、溶接の技術をしっかり身につけているのがすばらしいですね。

優勝:ディアン
3位:ダルソ
5位:サント
6位:ヨノ
7位:モノ

 溶接技術競技会で入賞しました

以下JIAEC NEWS 2009年3月号より抜粋

2008年11月に、T株式会社で実施された溶接技術競技会で、「炭酸ガス半自動アーク溶接 協力会社の部」に実習生10名が参加し、3名が優勝、準優勝、優秀賞(6位)に見事入賞しました。協力会社の部には、47名が参加しました。参加した実習生の得点率が総じて高かったため、「日ごろから真剣に取り組む姿勢の結果である」と評価して頂きました。

左から優勝のスダル、優秀賞のチャヒョ、準優勝のリド
左から優勝のスダル、優秀賞のチャヒョ、準優勝のリド
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 株式会社W 様

 「研修生にも共通の高い目標を」〜30年後に良かったと思えるように〜

以下JIAEC NEWS 2006年12月号より抜粋

□埼玉県
□耐摩耗・耐食溶接材料、自動溶接装置の輸入販売、耐摩耗・耐食溶接施工業
□研修職種:溶接(作業名:半自動溶接)
□従業員:20名

耐摩耗・耐食肉盛溶接の分野で国内トップを目指す株式会社Wは、現在3人の研修生・実習生を受け入れている。研修生期間中は社長みずから毎朝30分、日本語やルール、技術の基礎を繰り返し指導したり、社内で行っているネイティブスピーカーによる英語のクラスにも研修生・実習生が参加している。同社の研修生・実習生の人材育成の現場を訪問した。

身近な国際交流
株式会社Wの社長は、研修生・実習生が20年〜30年後に「日本に行ってよかった」と心底思えるようになって欲しいというのが、最大の願いだという。そのためには、今は厳しいことも言わなければいけないという心構えで研修生・実習生と接している。
「異文化と接するのが好き」と語る社長は、財団法人海外技術者研修協会(AOTS)の講師として発展途上国の人材育成の一翼を担ってきた経験がある。研修・技能実習制度を知った時、身近にできる国際交流として最も理想的と考えたそうだ。
社長は毎朝30分、研修生に日本語やルール、技術の基礎を指導している。社長が不在の時は他の社員が交代で担当し、研修期間中は1日も欠かしたことがない。
基礎を繰り返し指導するのは、基礎が身につけばあとは自分で応用できるようになるからだ。
日本語や技術の指導の目的は、彼らの能力を引き出すこと。上手くできた時にほめることを忘れなければ、間違いを指摘した時にも自然に受け入れられるようになるという。

研修生が刺激に
社長は同社について、小さな会社ながら「標準ものさし」が使えることが特徴と説明する。耐摩耗・耐食肉盛溶接の分野で事業拡張を目指す同社では、どこでも通用する基準や、同社の技術を公開して外部から評価してもらう仕組みなどを採用しているという。
「会社を伸ばす」というのは、研修生・実習生を含めた全社員共通の目標。社長は、インドネシア人研修生・実習生は高いプライドを持っているので、研修生・実習生にも共通の高い目標やルールを設定して、一緒に進んでいくのが望ましいと話している。同じルールを他の社員とともに守り、同じ目標に向かっていく過程で仲間意識が生まれ良好な関係が築けるのだ。
研修生受け入れによる効果もある。研修生にも分かるように、社員が標準の日本語を使うようになったこと。そして、一緒に仕事をする中で垣間見える研修生・実習生の発想の違いや忍耐強さが、日本人社員に与える刺激を期待しているという。
現在3年間の研修・技能実習期間が今後延長されれば望ましいが、それには「受け入れ企業に魅力がなければいけない」と強調した。

日本での生活をサポート
生活面では、総務部リーダーが母親代わりとなって気を配って下さっている。総務部リーダーは海外で生活した経験があり、親元を離れての生活が「大変なことは良く分かる」と語る。インドネシアの親御さんからお預かりしているという意識があるので、元気で帰ってほしいというのが一番の願いだ。
研修生を受け入れるようになってから、インドネシア関連のニュースに敏感になったという。世界中の数ある国の中でインドネシアという国を知ることができたのは「とても幸せなこと」。
研修生ができるだけ自然に日本の生活になじめるように、全社員にイスラム教徒が豚肉を食べられないことを周知徹底したり、親戚のお墓参りに連れて行き日本の文化と習慣を紹介するなど、手助けをしてくれている。一期生の帰国が近づくにつれ、「彼らの故郷をいつか訪れてみたい」との思いが高まっている。
研修生・実習生は休日には、空手を習ったり、テニスサークルに参加したり、地域指導員の先生や会社の方と一緒に寮の草むしりをしたり、日本人との交流を十分楽しんでいるようだ。
同社グループは英国を拠点に世界各地で27社が事業展開しており、インドネシア法人も設立されている。社長は、実習生が帰国時に自信を持って推薦状を持たせるつもりでいる。
W社社長
社長

W社総務部リーダー
総務部リーダー

W社社長と研修生
社長と研修生
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 M株式会社 様

 「つながりを大切に」〜インドネシアで植樹活動〜

以下JIAEC NEWS 2008年11月号より抜粋

□埼玉県
□木製品製造(収納家具)
□研修職種:家具製作(作業名:家具手加工作業)
□従業員:93名

M株式会社は、収納家具や室内ドアなど木製家具製造の分野で成長を続け、今年創立55周年を迎えた。木材を原料とする同社は、環境への取り組みに力を注いでいる。8年前から総勢16名の研修生・実習生を受け入れてきた同社。何でも相談できる環境が、研修生と企業の信頼関係につながっているようだ。

植樹プロジェクト
M株式会社は、1953年(昭和28年)に埼玉県で創立し、家具製作を開始した。その後、ステレオ用木製キャビネットの生産に着手し、東芝、日電(NEC)やソニーに納入することで成長を遂げた。現在は、パナソニック電工株式会社の協力会社として、木製収納家具やクローゼット扉、室内ドアなどを製造している。同社の代表取締役社長は、木目シートのラッピング仕上げや溝・Vカットなどの各種加工、無垢材の塗装など、多様な加工技術と設備を有しているところが同社の強みと語る。この土台には、キャビネット製造で培った技術がしっかりと息づいている。
今年創立55周年を迎える同社は、植樹プロジェクトに取り組んでいる。木材を原料とする企業だからこそ、環境に対する思いは強い。今年は、香川県小豆島がオリーブ植栽100周年を迎えることから、工場敷地内に200本近くのオリーブの苗木を植樹。小豆島の知的障害者授産施設「ひまわりの家」から苗木を入手することで、同施設の運営にも寄与できるという意味あるプロジェクトだ。
また、社長と常務取締役は今年9月、インドネシアのジャワ島へ出向き、現地の子供達とともに4万本の植樹を行った。同社は、パナソニック電工(株)が2000年から協力会社とともに東南アジア各国で行っている植樹活動に毎年参加している。

元実習生に再会
同社は8年前から総勢16人の研修生・実習生を受け入れてきた。一期生を受け入れた時は、「頭を触らない」、「人前で怒らない」など、インドネシアの習慣を現場に張り出して、社員に協力を要請。今では、全社的にインドネシアの文化や宗教に理解ある理想的な環境で研修生・実習生8名が学んでいる。
現場での研修生・実習生について製造部長は、「彼らは理解が早く、理屈を教えるとすぐに覚えてくれる」と評価する。今後は、技術的な会話が日本語でできるよう、積極的に会話する姿勢が望まれている。また、技能検定の勉強は取締役部長が指導して下さる。「原木の絵を描いて説明することから始まり、日本語で理解できるまで指導するので大丈夫」という徹底ぶりだ。
今年9月のジャワ島での植樹の際は、社長と常務が、ジョクジャカルタにも足を伸ばし、駆けつけた元実習生達との再会を果たした。それぞれの近況報告や思い出話に花が咲いた。
初めてのインドネシア訪問となった常務は、現地の木製家具工場を視察し、「古い機械を使って、日本の3倍位の人材が雇用されている現状に驚いた」と語る。かつての日本のようだと感じたそうだ。

相談できる環境作り
研修生・実習生の生活や体調については、管理部の方が気を配って下さっている。寮の近くに住む社員の方が寮に立ち寄って様子を見たり、現場の社員の方が研修生・実習生に話しかけたりして、彼らと触れ合う中で気付いたことがあると、管理部の方に知らせてくれるそうだ。
管理部の方は、嫌なことがあったからといって、すぐに辞められない研修生だからこそ、「困ったことや悩みがあったら、小さなことでもいいからとにかく相談して欲しい」と常に彼らに伝えている。研修生・実習生は、何も言わずに我慢する傾向があるので、顔色や態度の変化などに気を配り、声をかけることなどで、素早い解決を図っているという。いつでも相談できる環境が、研修生・実習生と企業の間の強い信頼関係につながっている。
忘年会や旅行、ボーリング大会などの行事は、もちろん研修生・実習生も参加する。温泉に入って「熱いね〜」と驚いたりしながらも、日本の習慣に合わせて皆さんと楽しむそうだ。休日はバンド活動やサッカーなど、いろいろなところへ出かけて活動的だ。特に、自転車で遠くまで出かけるので、あちこちで彼らの姿が目撃されているのだとか。この行動力のお陰で、日本人が知らないような安売り情報もすべて把握している。
社長は今回、帰国した元実習生にインドネシアで再会して、「将来的に彼らと仕事でつながっていけるような環境にしたい」という思いが強くなった。インドネシアへの進出や、元実習生の日本での再研修など、法律改正の関係も含め、いろいろな可能性を今後探っていく考えという。
M株式会社が植樹した木がジャワ島で大樹となり、同社を巣立った人材がインドネシアで活躍する――。M株式会社とインドネシアの深く強いつながりは、これからもずっと続いていくことだろう。
M社代表取締役社長
代表取締役社長

M社常務取締役
常務取締役

M社インドネシアで元実習生達と再会
インドネシアで
元実習生達と再会


M社管理部の方と実習生
管理部の方と実習生
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