日本とインドネシアの介護人材の需給状況
2025年には65歳以上の高齢者は3,650万人になると予測され、全人口の30.3%を占めるといわれています。また、そのうち75歳以上の後期高齢者が2,000万人を突破し、認知症や医療ニーズを併せ持つ要介護高齢者の増大が見込まれています。その一方で、生産年齢人口は減少局面に入っているため、他業種への人材流出といった懸念もある中、2025年には約30万人の介護人材が不足するとの見通しが示されています。
上記のような日本の状況とは対照的に、インドネシアでは毎年約30,000人が看護師養成校を卒業していますが、インドネシア国内における人口に対して、病床数が非常に少ないインドネシアでの看護師の需要率はまだ低く、在学中に学んできた知識を生かすことができない潜在的人材が多く存在します。
現在、EPA(経済連携協定)に基づく看護師・介護福祉士の受入により、インドネシア・フィリピン・ベトナムから2016年度までに看護師候補として1,118人、介護福祉士候補者として2,777人が来日をしましたが、介護に関しては2017年度から技能実習生の受入も開始されます。
2025年に向け、介護人材の量・質を安定的に確保するために、当協会(JIAEC:ジーク)では優秀な技能実習生を育成し、介護業界の皆様にご紹介してまいります。 |